自転車事故に関するトラブルトピックス

【コラム】自転車アニメブーム到来?

アニメと言えば、日本歴代の観客動員数、興行収入ともに最高記録を更新することも考えられる『君の名は。』の大ヒット。

自転車のアニメといえば渡辺航原作『弱虫ペダル』。2008年の連載開始からすでに累計1600万部を超える大ヒットとなり、2013年にアニメ化。今のロードバイクブームに大きな影響を与えました。さらに、昨年から今年にかけても立て続けに自転車アニメが開始されています。昨年の10月からは人気の自転車同人誌「ロングライダース」原案、三宅大志画の『ろんぐらいだぁす!』がアニメシアターX(AT-X)で放送され、今年に入って6日から松本規之原作・女子高生の自転車のある青春を描いた『南鎌倉高校女子自転車部』の放送が開始されました。

自転車対歩行者、自転車対自転車といった自転車が加害者となる事故において、多額な損害賠償請求が認められるケースがでてきており、自転車事故が社会問題化するなか、「道路交通法の一部改正する法律」(平成25年6月14日法律第43号)で、・路側帯の左側部分の通行(平成25年12月1日施行)、・自転車の運転による交通の危険を防止するための講習(平成27年6月1日施行)が義務づけられるよう改正されました。今後改正法の効果が検証されることになりますが、自転車は免許がなくても子どもや高齢者を含め誰でも気軽に乗れる便利な乗り物です。

観光地としても人気のある鎌倉を舞台とするアニメ『南鎌倉高校女子自転車部』では、『君の名は。』と同様、聖地巡礼として沢山の観光客が訪れることが予想されますが、「鎌倉もロケーション的に住宅地な所が多いのでマナーを守って楽しんでくださいまし」との公式ツイートにもあるように、交通ルールを守って楽しく自転車を利用しましょう。