ペットに関するトラブルトピックス

【コラム】地域猫トラブルには、調停という方法もあります!

昨今、「地域猫」という言葉をよく耳にするようになりました。

nora地域猫には、正確な定義はありませんが、一般的には「特定の飼い主さんがいない猫たちのことで、かつ、その猫がいる地域住民たちの協力によって、共同で世話や管理をされている猫ちゃんたちのこと」という感じでしょうか。

昔の言葉で言えば、広い意味でのノラ猫ということになるわけですが、個人的には飼えないものの保健所に連れて行くのもしのびない、ということで、「地域猫」という方法で世話をするということがあるわけです。

いわゆる地域猫活動をされている人たちの間では、「地域猫」と「ノラ猫」は、明確に区別されていることが多く、単に餌やりをしているだけでは地域猫とはななりません。

周辺住民の方へ理解を求め、ボランティア団体の方々などによって餌やり場やトイレの処理、避妊・去勢手術などを行って増えすぎないように管理されて、はじめて、地域猫と呼ばれるようになることが多いようです。

それでもやはり、動物が苦手な近隣住民の方にとっては、猫ちゃんたちによるいたずらなど、トラブルが完全に無くなるわけではありません。裁判ほど大げさにはしたくもない、でも、このままでも困る、といった悩みをもたれている方も多いかもしれませんね。

そんなときには、「調停」という方法があります。トラブルを話し合いで解決しますので、それぞれの方の個人的な悩みや、感情的なこじれ、などなど、さまざまな内容をテーマとして取り上げて話し合うことができますよ。

また、地域猫活動を行う方にとっても、地域住民の方としっかり話をして解決したいこともあるかもしれません。当事者だけでお話をして解決ができれば一番ですが、なかなかうまくいかないときには、調停という方法があることも、ぜひ思い出してみてください。