日本で自転車といえばママチャリをイメージされる方がほとんどかと思います。これは歩道を走行するのに特化して進化してきた日本独特の自転車とはいえ、歩道で走行させている国は世界中で日本くらいです。
また日本でバイクといえばオートバイを指しますが、世界でバイクといえば自転車のことで、ロードバイク、マウンテンバイクとスポーツバイクが主流になっています。
ヨーロッパ、特にオランダは自転車大国ですが、自転車専用道路も整備されており、自転車専用道路で歩行者が事故に巻き込まれると、歩行者に相当の過失が認められます。
本来、道交法上自転車は軽車両であり、スポーツバイクのような自転車を前提としていると考えられますが、日本における道路事情等を背景に、原則は『車のなかま』としながらも、様々な例外を設け日本の道路事情に則して運用されています。
今年も9月21日から30日まで「秋の全国交通安全運動」が催されます。警視庁では「子どもと高齢者の交通事故防止」を重点目標に掲げ、事故が多発している交差点などでの見回りや取り締まりを強化する方針です。
ママチャリでもスポーツバイクでも、ルールを守って自転車を楽しみ利用しましょう。